人材開発支援助成金(特別育成訓練コース(有期実習型訓練))

2018年8月17日

人材開発支援助成金(特別育成訓練コース)とは、有期契約労働者等の非正規社員に訓練等を実施した場合にその賃金と経費が助成される助成金です。

非正規社員の訓練制度を設けるということは、従業員の能力向上や事業所の生産性向上につながり、また、支給された助成金は自由に事業資金へ回すことができます。

こちらでは、その中の「有期実習型訓練」についてご紹介をします。

「有期実習型訓練」とは、正社員経験が少ない非正規雇用の労働者を対象に、正社員等への転換を目指して、Off-JTとOJTを組み合わせて実施する職業訓練のことです。

 

【助成金の額】   

Off-JT分の支給額  賃金助成  1人1時間当たり760円<960円>

            経費助成 1人当たりのOff-JTの訓練時間数に応じた額が支給されます。

                 例)Off-JTの訓練時間数100時間未満の場合、10万円まで実費を限度

                             (訓練後に正規雇用等に転換された場合15万円)  

 

OJT分の支給額    賃金助成 1人1時間当たり760円<960円>

                 1人当たりの助成時間数は680時間を限度

                                                                                                                      ※<>は生産性要件を満たした場合の額

 

◇1年度1事業所当たりの支給限度額は1,000万円です。

 

【手続きの流れ】

キャリア・コンサルティングの実施

(訓練受講者はジョブ・カードを作成し、ジョブ・カード作成アドバイザー等による面接を受けます。)

訓練計画届の作成・提出

訓練の実施(訓練開始日の翌日から起算して1か月以内に「訓練開始届」を労働局に提出して実施します)

訓練計画実施期間終了日の翌日から起算して2か月以内に申請

支給決定

 

【注意】

・事業主または取締役の3親等内の親族は支給対象外です。

・正社員雇用することを約して雇い入れられた労働者は対象外です。

・訓練基準に適合する訓練カリキュラムを作成する必要があります。

   【主な訓練基準】

   OJTとOff-JTを効果的に組み合わせて実施する訓練であること。

   実施期間は3か月以上6か月以下

   総訓練時間数が6か月当たりの時間数に換算して425時間以上であること。

   OJTの割合が1割以上9割以下であること。

   訓練終了後にジョブ・カード様式により職業能力の評価を実施することが必要です。

 

 

◇訓練後、非正規社員を正社員等に転換する場合は「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」の申請も併用できます。

→<正社員化コース> https://mirise-partner.com/topics/200/

 

 

≪弊社HP 各種助成金のご案内≫

https://mirise-partner.com/jyoseikin/

 

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